サイト運営責任者:三ツ堀信二

プロフィール


海外輸入地図、ガイドブックを扱うウェブショップT-MAPS代表
日本登山インストラクターズ協会所属登山インストラクター
冒険的フリーライター
「海外を自転車で旅したり、登山、トレッキングなど、人力の旅をしてきました。最近はテクニックの必要なフリークライミングにはまっています。その中で、
なぜ山に登るのか?
なぜ旅に出るのか?
と今まで数えきれないくらい同じことを訊かれ、そのたびに自問もしてきました。
それに明確な答えを出す必要はないし、答えを出したとしても、それは決して万人に共通するものでもないはず。
きっと旅人それぞれの価値観があって、しかも経験を積み重ねることでつねに変化していくものだと思います。」

 


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舵を切れ!勘違いかもしれないけど

なぜこのサイトを作ろうと思ったのか。

それに答えるために個人的な話を少ししたいと思います。

人力の旅へと転げ落ちていく、直接のきっかけがありました。
それは、
井上洋平氏というサイクリストが書いた「自転車五大陸走破」(中公新書)を読んだこと

「直接のきっかけ」と言ったのは、もちろんその一冊だけの影響ではないからです。
ただ、それまでのバックグラウンドがあったにせよ、直接の行動に駆り立てたのが、その一冊だったということ。

では、その一冊のどこにそれほど魅了されたのか。

今、改めて思い返してみると、
井上氏の成し遂げた世界一周の自転車旅に感動したということよりもっと心に響いたのが、
旅の中で抱いたちょっとした感情だったり、何気ないエピソードだったりするのです。

人力、海外というスタイルの旅でしか、
彼のような経験はできないだろうし、
彼が抱いたような感情を得ることもできないだろうと思いました。

そこに何ものにも代えがたい価値を感じたのです。

自分もそんな経験ができたら、どんなに豊かな人生になるだろうか。

ただ、それだけの思いで、自分の人生の舵を切りました。

初めて自分の生き方を自分で決めた瞬間でした。

舵を切った、とは具体的には何をしたか。

当時大学生でしたが、中退を決め、旅人になるための準備に入ったのです。

考えただけではなく、
決心を実現するために、
また、自分の大切にしたい価値観が間違っていないことを証明するために、
行動に移したのでした。

大学を卒業してサラリーマンになって、いずれ結婚、家族を持って年をとる。
そんな人生では、自分の意志で自分の求めるような感情を得るチャンスなんて一生ないと思いました。(今ではそんなふうには思っていませんが。)

大勢の人がたどっている、
サラリーマンになって結婚し、家族を持って・・・という人生も、社会を構成する一員として必要なことだと思います。

ただ、
一般社会のそうしたマジョリティに
自分の価値観に見合うものを見出すことは
どうしてもできませんでした。

大学を卒業~就職というレールに乗ってしまったら、
人生を自分の力の及ばない得体の知れない何かに支配されてしまうような「危機感」も感じていました。

そのレールから外れなければ、自分は「死ぬ」と思ったのです

「死ぬ」とはまあ、比喩ですが、自分らしく生きることができなくなる気がしたのです。

旅人の中でも、自転車や歩きという人力の手段を使った旅となると、
マイノリティの中のマイノリティになります。

だから逆風が強いかもしれない。

でもそれが、
自分の価値観に合った生き方だと思いました。

それは勘違いで、
自分はそれほど強くはないと知ったとしても、
「それでもいい」という気概は持っていました。

旅のスタイル、ライフスタイル

旅行会社が提供するパックツアーをどう思いますか?

比較的安い価格で、有名な見どころを逃さず回れる。
しかも、自分で決めないでいい。

お得ですよね。
ラクだし。

でもそれはあなたにとって、本当に価値のあるものですか?

そこにお金を払う価値を感じている人も当然いるから、
そうしたツアーが商品として売れるのは知っています。

でもそこにいくらお金を費やしても、
自分が得たいものを得るのは難しい。

一般社会を構成するマジョリティと内実は同じだと感じられます。

目的は、
本当に自分が得たい感情を得ることです。

手配に失敗して、
見たいものが見られなかったとしても、
自分の意志で決められ、
自分の責任で作り上げる旅の方が、
価値があると考えています。

観光バスに乗せられ、決められたコースを過不足なく巡る旅より、
自分でレンタカーを借りて、
ガソリン不足を心配し、
道に迷いながら、
たったひとつの、自分で行かなければ出会えない本当に行きたいところに行く。

余計に金がかかったとしても、
たとえそこに行き着けなかったとしても、
そうやって自分で行く方を選びます。

なぜか?

それは目的地で記念写真を撮りたいからではなく、
そこに至る過程にこそ
大きな価値があると思うからです。

自分の自由意志が介在するスタイルでないと、
過程(道すじ)を大事にするという自分の価値観に見合った旅を実現できません。

山頂まで道路が引かれ、バスに乗って行って見た山頂からの景色と、
苦しい思いをして歩いて歩いて、ようやく登りついた山頂で見る景色は、
どちらが美しいでしょうか。

あなたはどちらにお金を使いますか?
山頂までのバスチケット5000円?
それとも登山靴28000円?

これって、何も旅や登山に関してだけにあてはまる価値観ではないと思っています。

人生のあらゆることにつながるもののはず。

このサイトの目指すこと

「自転車五大陸走破」がどれほどの評価を得ているか知らないし、どれだけ売れたのかも知りません。

ただ、少なくとも私という一人の人間には、
とても大きな影響を及ぼしました。

映画作品や著作物で、
「自己満足的だ」
などと批判されるものもあります。

そんな中にも、
あなただけに核心にグサリと刺さるパワーを持った作品がある場合があります。

音楽の世界でも当てはまると思いますが、
逆に大勢から高評価を得るものよりも、クセがあって好き嫌いが大きく分かれるタイプの作品の方が、
そうしたパワーを持ち合わせていることが多いように感じます。

「自転車五大陸走破」は、
そう、
確かにグサリと私の核心に刺さってきた一冊でした。

その本が他の人にどう評価されたかなんて、もうどうでもいいのです。

このサイトが目指すのは、
そんなふうに、
ここにある記事が、あなたのライフスタイルや価値観にグサリと刺さって影響を及ばすような、
そして行動に駆り立てるようなコンテンツを提供することです。

ここで提供するコンテンツは、思考方法と考えてください。

どんな思考方法か?

金銭的な意味ではない、本当に豊かな人生を送るための思考方法です。

あなたの価値観に見合った「ライフスタイル」を実現するための思考方法です。

響くのが、これを読んでいるあなた、ただ一人であったとしても。

ぜひ、それを実現してください。